ミニトマトの脇芽かきはどこを取る?写真でわかる取り方と取り忘れたときの対処法

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ミニトマトを育てていると、茎と葉の間から小さな芽が伸びてきます。

これが「脇芽(わきめ)」です。

「どれが脇芽なの?」
「全部取った方がいい?」
「大きくなってしまった脇芽はどうすればいい?」

初めて育てると、迷ってしまいますよね。

私はこれまで、ハウスでさまざまな品種のミニトマトを育ててきました。

実は、脇芽を取らずに放置して育てたこともあります。

そのときも実はちゃんとなりました。しかし、枝葉が茂りすぎて、収穫するのが大変だったんです。

この経験から、脇芽かきは実をならせるためだけでなく、収穫や日々の管理を楽にする作業だと感じています。

この記事では、実際の写真を使いながら、脇芽の見分け方、取り方、取り忘れた場合の対処法まで、分かりやすく紹介します。

目次

ミニトマトの脇芽はどこ?まずは写真で確認

脇芽は、主枝(中心の茎)と葉の付け根の間から出てきます。

少し分かりにくいかもしれませんが、次の3つを覚えると簡単です。

  • 主枝:上へ伸びていく中心の茎
  • 葉:主枝から横へ伸びている部分
  • 脇芽:主枝と葉の間から伸びる新しい芽

まずは、実際の写真を見てみましょう。

ミニトマトの脇芽。主枝と葉の付け根から伸びています。

脇芽は小さいうちなら見分けやすいのですが、大きくなると普通の枝のように伸びていきます。

さらに成長すると、脇芽にも花や実がつくようになります。

なるべく小さいうちに取った方がいいです。

脇芽と花房はどう違う?

脇芽と間違えやすいのが「花房(かぼう)」です。

花房とは、黄色い花がまとまって咲く部分のこと。

脇芽は伸びると葉をつけ、一本の枝になります。

一方、花房には花のつぼみがつき、やがて実がなります。

取るか迷ったときは、無理に取らず、少し成長してから確認しても大丈夫です。

主枝の先端や花房を間違えて取らないことが大切です。

ミニトマトはなぜ脇芽を取るの?

脇芽を取る大きな理由は、株の形を整えて、管理しやすくするためです。

ミニトマトは成長が旺盛で、脇芽を放っておくと次々に枝が伸びます。

枝が増えると実がたくさんなりそうに感じますが、次のような問題も起こります。

  • 枝葉が茂り、日当たりが悪くなる
  • 風通しが悪くなる
  • 支柱への誘引が難しくなる
  • 実が葉に隠れて収穫しにくくなる

また、枝が増えすぎると、株が多くの枝や実を育てる必要があり、養分や水分の管理も難しくなります。

もちろん、脇芽を残して育てる方法もあります。

ただし、家庭菜園初心者には、中心の茎を1本伸ばす「1本仕立て」が管理しやすくおすすめです。

脇芽を取らずに放置したらどうなる?実際に育ててみた

ここで、私自身の経験を紹介します。

私は以前、脇芽を取らずに育てたミニトマトもありました。

結果からいうと、脇芽かきをしなくても、ちゃんと実はなりました。

ただし、困ったのは収穫するときです。

脇芽が次々に伸び、枝葉がどんどん茂っていきました。

脇芽を放置したミニトマト
脇芽かきをせずに育てたミニトマト。枝葉が複雑に伸びて実が隠れ、収穫しにくくなりました

実はなっているのに、葉や枝に囲まれて見つけにくい。

手を伸ばして収穫するのも大変でした。

さらに、放置した脇芽は驚くほど太くなります。

小さいうちは指で簡単に取れるのですが、大きくなると手では取れず、ハサミが必要になるほどでした。

放置したら失敗というわけではない

脇芽を取らずに実がなったからといって、脇芽かきが不要ということではありません。

逆に、脇芽を取らなかったから栽培が失敗したわけでもありません。

私が感じた一番の違いは、収穫のしやすさと管理の手間です。

家庭菜園では、限られた場所で育てることも多いと思います。

そのため、初めて育てるなら枝を整理しながら管理する方が、収穫まで作業しやすいでしょう。

※これは実際の栽培経験であり、同じ条件で脇芽かきの有無を比較した試験ではありません。収穫量の違いを示すものではありません。

ミニトマトの脇芽かきのやり方【3ステップ】

脇芽かきは、慣れてしまえば難しくありません。

基本は、脇芽が小さいうちに、付け根から取り除くことです。

① 取る脇芽を見つける

まず、中心となる主枝を確認します。

次に、主枝から横に伸びる葉を見つけましょう。

その付け根に伸びている小さな芽が脇芽です。

主枝と葉の間から伸びている部分が脇芽です。

慣れないうちは、取る前に一度確認してください。

② 小さいうちに指で取る

脇芽は、5cm程度までの小さいうちに取ると作業しやすくなります。

片方の手で主枝を軽く支え、もう片方の手で脇芽を付け根から摘み取ります。

小さな脇芽なら、ハサミを使わなくても取り除けます。

ただし、無理に引っ張ると主枝を傷つけることがあるため、慎重に作業しましょう。

小さい脇芽は、付け根から指で摘み取れます。

③ 取った後を確認する

脇芽を取り除くと、主枝と葉の付け根がすっきりします。

脇芽を取り除いた後の状態。主枝や葉を傷つけないように作業します。

これで作業は完了です。

ただし、ミニトマトは成長すると次々に新しい脇芽が出てきます。

一度取って終わりではないので、定期的に確認しましょう。

脇芽かきはいつから?どのくらいの頻度で取る?

脇芽かきは、苗を植え付けた後、脇芽が伸び始めたら行います。

「植え付けから何日後」と決める必要はありません。

まずは株を観察して、脇芽が出ているか確認しましょう。

週に1回程度は確認しよう

ミニトマトは、気温が上がると成長が早くなります。

数日見ていないだけで、脇芽がかなり伸びることもあります。

家庭菜園では、週に1回程度を目安に確認すると、取り忘れを減らせます。

水やりや誘引のついでに、葉の付け根を見て回ると効率的です。

晴れた日の午前中がおすすめ

脇芽を取ると、茎に小さな傷口ができます。

できれば晴れた日の午前中など、傷口が乾きやすい時間に作業しましょう。

雨の日や、葉が濡れているときは無理に作業する必要はありません。

また、病気が疑われる株は最後に作業するなど、ほかの株に病気を広げない工夫も大切です。

脇芽を取り忘れたらどうする?

家庭菜園では、忙しくて脇芽かきができないこともありますよね。

気づいたら20cm以上に伸びていたり、主枝と同じくらい太くなっていたりすることもあります。

そんなときも、慌てなくて大丈夫です。

大きくなった脇芽は、株の状態を見ながら取り除くか、残すかを判断しましょう。

太い脇芽は無理に手で折らない

私が放置していたミニトマトでも、脇芽が太くなり、手では簡単に取れなくなりました。

こうなると、無理に引っ張るのはおすすめしません。

主枝まで裂けたり、大きな傷ができたりするおそれがあるからです。

大きくなった脇芽を取り除く場合は、清潔なハサミを使いましょう。

ただし、太い枝を切ると大きな傷口が残ります。

傷口から病気が入るおそれもあるため、できれば脇芽が小さいうちに取っておく方が安心です。

大きな脇芽を残してもいい?

はい。残して育てる方法もあります。

ただし、脇芽を伸ばすと、その枝にも花や実がつきます。

その分、支柱や誘引の管理も必要になります。

すでに大きくなった脇芽を残すなら、枝が倒れないように支え、ほかの枝と重なりすぎないようにしましょう。

大切なのは、脇芽を取ること自体を目的にしないことです。

育てたい株の形や、管理できる範囲に合わせて判断してください。

脇芽は全部取る?1本仕立てと2本仕立ての違い

ミニトマトには、脇芽をすべて取る方法だけでなく、一部を残して育てる方法もあります。

代表的なのが、1本仕立てと2本仕立てです。

仕立て方育て方特徴
1本仕立て主枝を1本伸ばす管理しやすく初心者向け
2本仕立て主枝と脇芽を1本ずつ伸ばす枝が増える分、誘引が必要
放任向け栽培品種に合わせて脇芽を残す枝葉が広がることがある

初心者には1本仕立てがおすすめ

一般的な、上へ伸び続けるタイプのミニトマトでは、1本仕立てが管理しやすい方法です。

中心の茎を残し、それ以外の脇芽を小さいうちに取り除きます。

枝が整理されるため、花や実の位置も分かりやすくなります。

特にプランター栽培では、株が広がりすぎないように管理できるのがメリットです。

2本仕立てなら脇芽を1本残す

2本仕立てでは、主枝に加えて、勢いのよい脇芽を1本残して育てます。

一般的には、最初の花房のすぐ下にある脇芽が候補になります。

ただし、枝が2本になるため、それぞれを支える必要があります。

また、枝を2本にしたからといって、必ず収穫量が2倍になるわけではありません。

株の生育や栽培環境によって結果は変わります。

脇芽かきが不要な品種もある

ミニトマトには、芯止まり性や放任栽培向けの品種もあります。

こうした品種では、一般的な1本仕立てとは管理方法が異なります。

苗や種の説明に「脇芽かき不要」「放任栽培向け」などと書かれている場合は、その品種に合った方法で育てましょう。

脇芽と主枝を間違えて取ってしまったら?

初めて育てると、脇芽と主枝を間違えることもあると思います。

もし主枝の先端を取ってしまっても、すぐに栽培を諦める必要はありません。

残っている脇芽を伸ばし、新しい主枝として育てられる場合があります。

勢いよく伸びている脇芽を選び、支柱に誘引してみましょう。

ただし、株の状態によっては、生育が一時的に遅れることもあります。

迷った芽は、無理に取らずに確認する。

これだけでも、取り間違いを防ぎやすくなります。

現役農家が考える、脇芽かきで大切なこと

私がミニトマトを栽培するときは、ポット苗の段階から仮支柱を立て、定植後も竹やひもを使って誘引していました。

株が大きくなってから慌てて支えるのではなく、早めに形を整えておくためです。

ミニトマトの苗時期からの誘引

苗の段階から支柱で支え、成長に合わせて誘引していました。

脇芽かきも同じだと思います。

小さいうちに少しずつ作業しておけば、それほど大変ではありません。

反対に、長期間放置すると枝葉が茂り、収穫も枝の整理も難しくなります。

実際に脇芽を取らずに育てた経験があるからこそ、私は家庭菜園でも定期的な脇芽かきをおすすめしています。

ただし、脇芽を取らないと実がならないわけではありません。

脇芽かきは、ミニトマトを自分が管理しやすい形に育てるための作業。

そう考えると、なぜ必要なのかが分かりやすいと思います。

ミニトマトの脇芽かきでよくある質問

Q. 脇芽を取らないと実がならない?

いいえ。脇芽を取らなくても実はなります。

私も放置したミニトマトを育てたことがありますが、ちゃんと収穫できました。

ただし、枝葉が茂りすぎて実が見つけにくくなり、収穫は大変でした。

Q. 脇芽はどのくらいの大きさで取る?

5cm程度までの小さいうちに取ると作業しやすいです。

小さい脇芽なら、指で摘み取れることが多いでしょう。

Q. 脇芽かきは毎日必要?

毎日行う必要はありません。

ただし、ミニトマトは成長が早いので、週に1回程度は確認するのがおすすめです。

Q. 大きくなった脇芽は取ってもいい?

取り除くことはできますが、太い脇芽を無理に手で折るのは避けましょう。

清潔なハサミを使い、主枝を傷つけないように作業してください。

Q. 脇芽を全部取った方が収穫量は増える?

必ずしもそうではありません。

枝を増やすことで収穫できる実が増える場合もありますが、実の大きさや管理のしやすさとのバランスも大切です。

家庭菜園では、まず管理しやすい仕立て方を選びましょう。

まとめ|ミニトマトの脇芽は小さいうちに取ろう

ミニトマトの脇芽かきは、慣れてしまえば難しい作業ではありません。

最後に、ポイントをまとめます。

  • 脇芽は主枝と葉の付け根から出る
  • 1本仕立てでは基本的に脇芽を取り除く
  • 5cm程度までの小さいうちに取ると作業しやすい
  • 晴れた日に作業し、主枝を傷つけないようにする
  • 太くなった脇芽は無理に手で折らない
  • 放置しても実はなるが、収穫や管理が大変になることがある
  • 品種や仕立て方によって、脇芽を残す場合もある

私自身、脇芽を取らずに育てたミニトマトでも実を収穫できました。

ただ、枝葉の中から実を探すのは、思っていた以上に大変でした。

この経験から、脇芽かきは収穫のしやすさにもつながる大切な作業だと感じています。

最初はどれが脇芽なのか迷うかもしれません。

でも、主枝と葉の付け根を意識して見ていると、少しずつ分かるようになります。

脇芽かきは、たくさん取ることが目的ではありません。株を元気に育て、収穫しやすい形に整えるための作業です。

ぜひ、ミニトマトの成長を楽しみながら取り組んでみてください。


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この記事を書いた人

代々続く農家に生まれ、気づけば農業歴22年。水菜・ほうれん草・しいたけなどを栽培してきました。

野菜づくりで一番好きなのは、発芽と収穫の瞬間。野菜を食べるのも料理するのも大好きで、調理師免許も持っています。

気になったことは自分で試してみたい性格。農家としての経験と実際の比較実験をもとに、家庭菜園の楽しさを発信しています。

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